ルベルM1886小銃


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ルベルM1886小銃(Lebel Model 1886 rifle)とは1886年1月23日に制式化され1887年から1940年まで使用されたフランスの軍用ライフル銃である。

世界で初めてB火薬と呼ばれる無煙火薬の使用を前提とした8mm×50R ルベル弾を新規開発してこれを使用する銃として開発された。 この銃が与えた影響は大きく、すぐに世界中で同様の無煙火薬を使用する銃が開発されることになり、黒色火薬を使用する銃を一気に旧式化させた。
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ルベルM1886小銃 wikipedia
目次
1.B火薬
2.無煙火薬
3.8mm ルベル弾
4.特徴
5.画像
6.動画




B火薬

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B火薬(Poudre B)は最初の無煙火薬である。フランス語で白い粉を意味するブランシュから英語でB火薬と呼ばれるようになった。発明者の名前を取ってビエーユ火薬とも呼ばれる。
1886年にポール・ヴィエイユ(英語版)(Paul Vieille)というフランスの化学者によって発明された。 当時、ニトロセルロースは新型火薬として期待されながらも不安定で、火薬として使えなかったが、ポールによって初めて安定化させることに成功した。製法は、ニトロセルロースにエタノールとエーテルを加えて柔らかくして一緒にこねて、捏ねた物を薄いシートに丸めて、裁断するか、型によって押し出して形成した。

黒色火薬(当時のフランスではPoudre N [NはNoir=黒の意] と呼ばれていた)より強力で、煙の量が少なくて、B火薬は使用者に大きな戦術的な有利さをもたらした。後にフランス政府によって採用され、フランス軍はルベルM1886ライフルというこの火薬を使用した新しい8mmカートリッジとライフルを導入した。
B火薬は初速の向上、射程距離の増加、携行弾薬量の増加をもたらした。
B火薬 wikipedia 

無煙火薬

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無煙火薬(むえんかやく)とは、従来の黒色火薬が着火時に大量の煙を放出する(有煙火薬)ことに対し、発煙防止のために発明された火薬をいう。
ニトログリセリン、ニトロセルロース、ニトログアニジンの3つが基剤となる。ニトロセルロースは古くは脱脂綿などの繊維を濃硝酸と濃硫酸の混酸によりニトロ化することで製造されていた。ニトロセルロースだけを原料に用いたもの、ニトロセルロースとニトログリセリンを用いたもの、3つの物質を用いたものの3種類に大別できる。それぞれ、シングルベース火薬、ダブルベース火薬、トリプルベース火薬と称される。 主に銃器の弾薬の推進剤(薬莢内の火薬)として使われる。

8mm ルベル弾

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特徴


M1886([仏]Fusil Modèle 1886 or Mle1886)は、1887~1940年までフランス軍と外人部隊が採用していたボルトアクションライフルである。無煙火薬のカートリッジを用いる世界初の軍用ライフルとしても知られる。通称“ルベルライフル”。
 これまでフランス軍の小銃は、大口径(11mmクラス)、黒色火薬カートリッジ、鉛が剥き出しの弾丸を使用するものであった。19世紀後半に無煙火薬とメタルジャケット弾が登場すると、フランス政府主導により新型銃の開発がスタートする。“ルベルライフル”の愛称は、新型小銃用の弾薬を設計したニコラス・ルベル中佐の名前から取られている。ちなみに、ルベルが担当したのは弾薬のみで、銃自体の開発には携わっていない。製造は、MAC(シャテルロー造兵廠)、MAS(サン=テティエンヌ造兵廠)、MAT(チュール造兵廠)の3つの造兵廠で行われた。

M1886は、ボルトアクションライフルとしては珍しく、チューブラーマガジンを採用しており、配列上、弾頭の先端が前方に並んだ弾のプライマーをつつく格好となっている。このため、暴発を防ぐ措置として、無煙火薬カートリッジの「8mmルベル」は、弾頭部のメタルジャケットの先端部を丸められている。銃にはセイフティは付いておらず、代わりにトリガープルが重めに設定されている。
 1893年には、薬莢破損による高圧ガス流出対策のため、ファイアリングピン、マズルバンド、ボルトヘッドに改良を加えたM1866/93が登場。1935年には、17.7インチバレルのカービンモデルであるM1886/93/R35が登場したが、短銃身化に伴い装弾数は3発と少なめである。
ルベル M1886 / Lebel Modèle 1886 【小銃】 MEDIAGUN DATABASE 


画像

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動画

 Lebel Model 1886 French World War I Rifle
  

 French Lebel Model 1886/93 Rifle. 8x50R Lebel.