キャリコM100


561
キャリコ M100は、1986年にアメリカのキャリコ社(Calico Light Weapons)が開発した自動小銃(カービン)である。

独特のデザイン、特に通常の銃とは大きく異なる構造の多弾数装弾弾倉を持つ自動銃器であり、元々は拳銃弾を使用する民間向けのセミオートライフルとして開発された。.22LR弾を使用する他、9mmパラベラム弾を使用するモデルや、フルオート射撃可能な公用向けの短機関銃型がある。
独特の機構で知られる銃であったが、多弾数装弾弾倉には問題も多く、信頼性には難があった。アメリカ合衆国の銃規制によって民間用銃器は11発以上の装弾数を持つ弾倉を使用できなくなり、最大のセールスポイントを失ってしまった上、軍用、警察用としては信頼性が低いとして採用されなかった。結果、キャリコ社は経営難に陥り倒産している
キャリコ社は1990年代には経営を再建し、「M900」の名称(後に“Liberty”と改名)で9x19mmモデルを販売したが、信頼性の問題は根本的には解決されておらず、民間向け、公的機関向け共にセールス的には成功しなかった。
M100シリーズはその独特の機構や外観からトイガンのモデル元やフィクション作品に登場する銃としては知名度が高い。
564
キャリコM100 wikipedia
目次
1.キャリコ
2.ヘリカルマガジン
3.特徴
4.画像
5.動画
6.関連




キャリコ

566
http://www.calicolightweaponsystems.com/


ヘリカルマガジン
細長い円筒形または多角柱で、内部の螺旋状の溝に多くの弾丸を収納し、銃の前方下部や後方上部に銃身と並行に取り付けられる。スパイラルマガジンとも呼ばれる。採用例はキャリコM100PP-19 ビゾンなど。比較的新しい形式で、採用している銃はごく少ない。多数の弾薬をコンパクトな空間に収められるという利点があるが、構造が複雑な上、前後に細長い形状のため残弾が減少するにつれて弾倉の、そして銃全体の重心位置が変わってバランスが崩れるという欠点がある。
弾倉 wikipedia 


特徴

1986年にキャリコ社(Calico Light Weapon Systems)が開発した民間向けセミオートマチックライフル。フィクションでは、フルオートに改造されたM100がよく登場するため、短機関銃に分類されることがあるが、キャリコ社の公式なラインナップにM100の短機関銃モデルは存在しない。

 最大の特徴はヘリカルマガジンと呼ばれるユニークな弾倉で、円筒状の弾倉の中には螺旋状に銃弾がストックされていて、コンパクトな見た目とは裏腹に実に50発もしくは100発の.22LR弾が装填可能である。通常の銃だと弾倉がトリガー前部や内部にあるのに対し、M100の弾倉はボディ上部にある。マガジンに弾薬を装填する際は、専用のローダーを使って50発マガジンなら15秒未満でフルロードできる。
 しかし、1994年のアサルトウエポン規制法で民間用の拳銃の装弾数が10発以下に制限されたあおりを食ったうえ、警察・軍用としての需要も少なく、商業的に良いとはいえない結果となった。
キャリコ M100 / Calico M100 【自動小銃・自動拳銃】 MEDIAGUN DATABASE 


画像

562
565
563


動画

 Shooting, Loading & loading Some more of Calico M100 22LR Carbine
  

 Calico M-100 P
  

 Calico M100 22 Long Rifle HI-CAP
  


関連