四式自動小銃


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四式自動小銃(よんしきじどうしょうじゅう)は1944年(昭和19年 皇紀2604年)に日本軍で開発された半自動小銃である。海軍型と陸軍型があった。

米国で日本製銃器の研究に当たっていた須川薫雄によると、調査した米国に現存するガーランド型の日本製自動小銃はどれも環状照門の穴が小さすぎてまともに狙いが付けられないなど作りが粗末で、形式刻印は存在しなかったという。そのうちスミソニアン博物館で所蔵されているものは同博物館の調査により使用弾薬が7.7mm×56Rである事が判明しており、海軍で開発が本格的に進んだのが1944年の末であった事から、本銃の開発は戦前の試製自動小銃のような日本の小火器の近代化という前向きな開発思想ではなく、単純に連合艦隊や海軍航空隊の壊滅により艦艇や航空機の備付け銃であった留式機銃用の7.7mm×56R弾が使用の目途も無く大量に余っていた事、そしてこれらに搭乗するはずであった水兵も陸戦装備が無いまま手持無沙汰になっていた事により、本土決戦に備えてこれらの弾薬や人員を戦力化する目的だけで作られたものと結論付けており、海軍四式は開発動機の面からも日本の小火器の技術史の面からも恥ずべきものであると手厳しく評している。須川は7.7mm×58を用いる陸軍五式については米国でも現存が確認されていないので、陸軍にて実際の開発及び製造が行われていたかは疑わしく、64式小銃開発の際に豊和工業が提出した資料も64式制式採用に向けた実績作りの為に偽作された偽書の可能性が高いとも評している。
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四式自動小銃 wikipedia
目次
1..303ブリティッシュ弾
2.特徴
3.画像
4.動画
5.関連
6.関連商品




.303ブリティッシュ弾

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.303ブリティッシュ弾(303ブリティッシュだん)または7.7×56mmRまたは7.7x56Rmmは、最初は1888年にリー・メトフォード小銃用の黒色火薬を使用する実包として、次にリー・エンフィールド小銃用の無煙火薬を使用する実包として、イギリスで開発された、.311インチ口径のライフル、カービン、機関銃用の実包である。 1889年から、7.62×51mm NATO弾と置き換えられた1950年代まで、イギリスとイギリス連邦の標準軍用実包であった。
.303ブリティッシュ弾 wikipedia 


特徴


第2次大戦以前には陸軍指示のもと、国内の工業会社3社が甲・乙・丙の3種の試作自動小銃を完成させ、試験が行われていたが、支那事変が勃発すると三八式の増産が優先され、開発中止となっていた。
 しかし大戦中、ガダルカナル戦においてアメリカ海兵隊が持つM1ガーランドにより、自動小銃の威力を身をもって知った旧日本軍は、改めて自軍用に自動小銃を欲するようになった。海軍陸戦隊が落下傘部隊の装備として求めていたこともあり、まずは海軍主導のもと国産自動小銃の研究開発が新たに開始された。

   短期間で開発するため海軍が目を付けたのは鹵獲したガーランドであり、海軍廠指揮の下、愛知県のワシノ精機に依頼してガーランドのコピーを製作。これに日本仕様として使用弾の自国制式弾(7.7mm)対応と照尺の書き換え、着剣用の留め具、菊御紋、箱形弾倉を追加した試製銃を1944年に作り上げた。これが四式自動小銃である。

 しかし使用弾の変更が拙かった。オリジナルより火薬量が少ない7.7mm弾では自動装填機構の作動に必要なガス圧が足りず、量産試作した約250挺は、どれ一つ満足に作動しない始末。後に陸軍の参加により、小火器製造に長けた中央工業が改修版を設計するものの、一挺も実戦に投入されないうちに敗戦を迎えた。
ワシノ精機 四式自動小銃 【自動小銃】 MEDIAGUN DATABASE 


画像

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出典:http://welcome-outdoor.net/pla/newgun/custam/4.htm

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出典:http://asnyaro.blog129.fc2.com/blog-entry-976.html 


動画

 日本軍 四式自動小銃
  


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