デグチャレフPTRD1941


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デグチャレフPTRD1941(ロシア語:ПТРД1941プラチヴァタンコーヴァイェ・ルジヨー・ヂクチリョーヴァ)は、1941年にソ連軍が採用したボルトアクション方式・単発の対戦車ライフルである。
名称はロシア語名に沿って表記すれば「デクチャリョーフ」となるが、日本語文献では慣習的に「デグチャレフ」と表記されている。「PTRD1941」とは「ProtivoTankovoye Ruzhyo Degtyaryova 1941 goda (Противотанковое ружьё Дегтярёва образца 1941 гола」(プラチヴァタンコーヴァイェ・ルジヨー・ヂクチリョーヴァ・オブラスツァー・トィースャヂ・ヂヴィチソート・ソーラク・ピェールヴァヴァ・ゴーダ)の略で、「デクチャリョーフの1941年型対戦車火器」という意味である。
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デグチャレフPTRD1941 wikipedia
目次
1.14.5x114mm弾
2.特徴
3.画像
4.動画
5.関連
6.関連商品




14.5x114mm弾

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14.5x114mm弾とは、ソビエト連邦で使用された重機関銃および対物ライフル用の弾薬である。使用国には現在のロシア連邦、以前のワルシャワ条約機構の加盟国、また他の国々が挙げられる。
本弾薬は当初、シモノフPTRS1941とデグチャレフPTRD1941対戦車ライフルのために開発されたものであるが、後にはKPV 重機関銃に用いられた。この銃は対空機関銃としてZPUシリーズの基礎となったもので、またこれらの機関銃はBTR-60からBTR-80に連なるBTR装甲兵員輸送車シリーズの主兵装ともなっている。
14.5x114mm弾 wikipedia 

特徴

S.G.シモノフ技師によって設計された対戦車ライフル「PTRS1941」とともに、大祖国戦争で投入された。  PTRDは、弾倉が無く一発ごとに手動で弾込めが必要ではあったが、排莢だけはロングリコイルによる自動式であったため、充分な速射性を有していた。また、ガスオペレーション式だったPTRSに比べ構造的にシンプルで、機械的信頼性と生産性に優れていたため、優先的に生産が行われた。
 PTRDのストックは、衝撃を吸収するダンパーとリコイルバッファを兼ねており、発砲時には、バレル・レシーバー・トリガー・グリップと、ストック以外の主要な部位がまるごと後退する構造だった。つまり、ストックを射手がしっかりと支えない限り、発砲のさいリコイルオペレーションが作動せず自動排莢が行われない仕組みだった。
 ストック右サイドに固定された丸穴の空いたプレートはボルトガイドで、発砲によってレシーバーごと高速で後退してくるボルトハンドルにぶつかり、直接跳ね上げることでロックを解くという部品である。これによって最終的に薬室が開放されて、レシーバー下に向かって排莢が行われた。弾薬の装填はレシーバー上部の窓から行う。
USSR PTRD1941 / СССР ПТРД-41 【対戦車半自動小銃】 MEDIAGUN DATABASE 

対戦車ライフルとしては(というよりカテゴリ自体が)短命に終わったが、その威力に目をつけた現場の判断で事実上の対物ライフルに転用された。戦後もそちらの分野で第二の銃生を送ることにになり、対物ライフルというカテゴリの形成に一役買った。本銃の弾薬は21世紀の現在今でも生産が続けられ、子孫たちへと受け継がれている。
デグチャレフPTRD1941 ピクシブ百科事典 


画像

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動画

 PTRD-1941 zeroing and 100-400 meters
  


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