MIL サンダー5


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アメリカのMIL社(Munitions International Laboratory,Inc.)が開発・製造した、世にも珍しい散弾を使用するSA/DA式の回転式拳銃。ちなみに、こうした拳銃用の散弾は、構造上の問題から自動拳銃の作動に必要なガス圧を確保することができないため、回転式拳銃のみである。
 リボルバーには珍しく、マニュアルセイフティーが備えられている。銃身には8条右回りのライフリングが刻まれ、リボルバー拳銃用の.45Long Colt弾も発射可能である。が、これは、全長が短か過ぎて州によっては所持可能なショットガンの最低全長を下回るため、 『基本的には.45LC弾を撃つ拳銃』 として販売することで法律を回避するという意味合いが大きい。ライフリングもそのためのダミーのようだ。またオプションとして、小銃弾である.45-70を発射する為の換えシリンダーも発売されている。

 しかし銃身長が54mmしかなく、トリガープルはDA時に約8kg、SA時に1.7kgと相当に重いため、命中精度は期待できないと言われている(このため弾丸は、発射後約7m程度で直進しなくなるようだ。有効射程距離10m以下といったところか)。
MIL サンダー5 / MIL Thunder 5 【回転式拳銃】 MEDIAGUN DATABASE 
目次
1.410ゲージ
2.45ロング・コルト弾
3.特徴
4.画像
5.動画
6.関連




410ゲージ

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口径が0.410インチ(10.4ミリ)の実包を使用するもの。20番より更に破壊力も弱いため主に近距離の鳥や小動物猟、罠猟での止め矢に使用される。20番同様海外では女性や若年者、射撃入門用の散弾銃として専用モデルも少なくない。口径がライフル弾に近く、強装薬のマグナム実包なども用意されているため、旧式ライフル銃やフリントロック銃に改変を加えたバリエーションとして商品化されている銃もある(ウィンチェスターM9410など)日本ではライフル所持に較べ散弾銃が比較的容易に所持できることから、三八式歩兵銃等の旧式のライフル銃を410番用に改造しスラッグ射撃用散弾銃として所持できるようにした商品もある。
散弾銃 wikipedia 

45ロング・コルト弾

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.45ロング・コルト弾は1872年に開発されたアメリカ陸軍に採用された拳銃弾である。

開発された当初はガンパウダーには黒色火薬を使用していたが、後に無煙火薬を使用する弾も作られるようになった。
1904年には.45ロング・コルト弾を自動拳銃に適合するように短縮し、リムレス化した.45ACP弾が開発された。
開発年こそ1872年と140年以上前だが現在でもこの弾を使用する銃が存在するため、生産が行われている。
.45ロング・コルト弾 wikipedia 


特徴

口径:.45LongColt、.45-70、410番ゲージ
全長:228mm
銃身長:?
重量:1.36kg
装弾数:5発
発射方式:ダブル/シングルアクション

通常のリボルバー用の.45LC弾の他に、なんと小動物の狩猟などに使用される410番ゲージの散弾が使用できるのだ。しかし、あくまで.45LC弾を使用するリボルバーとして発売されているため、短い銃身の内部にはライフリングが刻まれており、その影響で(散弾はライフリングがあると遠心力のせいでまともに飛ばない)有効射程は10メートル程度。更に、引き金がとてつもなく重いためあまり実戦向きではないようだ。
オプションとして.45-70というライフル弾を発射できるシリンダーも販売されている。

引き金が重すぎて護身用にも向いておらず、なぜこんなものを作ったのかは「?」である。
MIL サンダー5【散弾拳銃】 | スパルたんX の日記 - メビリンSNS 


画像

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動画

 Thunder 5 with .410 Buckshot
  

 Philbert PK and the "Thunder Five"
  

 Shooting the Thunder 5 with shotgun rounds
  


関連