ウェルロッド


695
ウェルロッド(Welrod)は、第二次世界大戦中にイギリスで開発された特殊作戦用の消音拳銃である。9mmパラベラム弾を使用するモデル(Welrod Mk.I)と.32ACP弾を用いるモデル(Welrod Mk.II)が存在し、約2800挺ほどが製造された。

この銃は主にイギリスの秘密作戦担当部局である特殊作戦執行部(Special Operations Executive, SOE)によって使用されたが、英陸軍の特殊空挺部隊(Special Air Service, SAS)やアメリカの戦略諜報局(Office of Strategic Services, OSS)によって使用されることもあった。銃の本体は直径1.25インチ、長さ12インチの円筒形で、その後端に刻みの入った握りが付いたボルト機構を備えている。本体に組み込まれた銃身にはいくつかの穴が空けられていた。本体の前半にはサプレッサーが組み込まれており、射撃時の銃声の大きさを73dB程度にまで軽減することができた。さらに、銃本体の銃口付近を凹ませることで、標的に押し当てて撃つ場合により標的に密着しやすくする工夫がなされており、標的に密着させることで銃声の漏れを最小限に抑えることも意図されていた。
698
ウェルロッド wikipedia
目次
1.特殊作戦執行部
2.特徴
3.画像
4.動画




特殊作戦執行部

699
特殊作戦執行部(英語: Special Operations Executive, SOE)とは、第二次世界大戦中のイギリスに設置されていた組織である。1940年7月22日、内閣の承認のもと戦時経済相(英語版)(Minister of Economic Warfare)のヒュー・ダルトン(英語版)が設立した。その任務はナチス・ドイツを始めとする枢軸国の支配下にあるヨーロッパ各地における諜報、偵察および不正規戦の展開、現地レジスタンス運動の支援などであった。
設立当初にはナチス・ドイツによる英国本土侵攻に備えた秘密対独抵抗組織である補助隊(英語版)(Auxiliary Units)の編成もSOEの任務に含まれていた。
特殊作戦執行部 wikipedia 


特徴

設計を行ったISRB(Inter-Services Research Bureau,イギリス統合調査局)は、SOE(Special Operations Executive,イギリス特殊作戦執行部)のための特殊作戦用装備を開発・製造する部門である。ウェルロッドは当然このSOEで使用されたが、SASやアメリカのOSS(Office of Strategic Services,戦略諜報局)が使用することもあった。
 銃の本体は直径1.25インチ、長さ12インチの円筒形。作動方式はボルトアクションで、ボディ後端にボルト操作用の握りを備えている。単純ゆえに頑丈かつ静かであり、理論上は撃針が雷管を打つ音と発砲音しか発されない。
 銃身はサイレンサーに内蔵された一体型で、いくつかの穴が空けられており、発砲音を抑制すると共に発射ガスを銃身から逃がすことによって腔圧を落とし、弾丸の飛翔速度を音速以下に抑えて衝撃波を生じさせない仕組みだった。初速が音速を超える9mmパラベラム弾では、この機構は極めて重要だったようだ。実際の減音性能は、発砲音を73dB程度にまで(Mk.IIでは最高状態で35dBまで)軽減することが出来たようで、特製弾薬を使用する64式微声手鎗などと比べても遜色のない性能といえるだろう。

 この他、ウェルロッドはいかにも「隠密用」といった工夫がいくつもうかがえる。凹型の銃口クラウンは、標的に押し当てて撃つ場合にぴったりと密着するので、銃声の漏れを最小限に抑えることができ、グリップはそのまま弾倉となっており、取り外すことによって容易に隠し持つことが出来た。また、アイアンサイトには夜光塗料が塗布されていた。
インターサービス・リサーチ・ビューロー ウェルロッド / ISRB "Welrod" 【その他拳銃】 MEDIAGUN DATABASE 


画像

697
696


動画

 Welrod Mark IIA
  

 Norwegian Arms & Armour Society demonstration of Norwegian weapons Part 3
  


関連商品