二十六年式拳銃


二十六年式拳銃(にじゅうろくねんしきけんじゅう)は、1890年代初期に開発・採用された大日本帝国陸軍の拳銃。

二十六年式拳銃がモデルとしたNagant M1878は、サイド・プレート(機関部側面の蓋)を簡単に取り外す事ができる構造となっていたが、二十六年式拳銃はこれを継承・発展させて蝶番状にサイド・プレートを開いて、日常的なメンテナンスを簡単に実施できる構造となっていた。これは、フランスの Fagnus リボルバー(1873年) と同じ構造、外観デザインをしている。

また、シリンダー(蓮根状の弾倉)が勝手に回転するのを防ぐ部品(シリンダー・ストップ)が付いておらず、引き金を絞るとその一部がせり上がってシリンダー・ノッチ(窪み)に嵌合して、撃発時のみシリンダーの動きを止める構造となっているのも二十六年式拳銃の特徴である。
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二十六年式拳銃 wikipedia
目次
1.大日本帝国陸軍
2.特徴
3.画像
4.動画
5.関連
6.関連商品




大日本帝国陸軍

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大日本帝国陸軍(だいにっぽんていこくりくぐん、だいにほんていこくりくぐん、旧字体:大日本帝國陸軍、英: Imperial Japanese Army)は、1871年(明治4年) - 1945年(昭和20年)まで日本に存在していた軍隊組織である。通常は、単に日本陸軍や帝国陸軍と呼ばれた。解体後は、別組織である陸上自衛隊との区別などのため旧日本陸軍もしくは旧帝国陸軍という名称も使用される。
大日本帝国陸軍 wikipedia 

特徴

1893年に旧日本陸軍が開発した初の国産制式拳銃で、ダブルアクションオンリーの中折れ式リボルバー。

旧日本軍が開発しただけあって、表面加工やサイドプレートの開閉機構は凝っているが、それが逆に生産効率を悪くしているのは言うまでもない。そのうえ安全装置がなく、操作性もあまり考えられていなかった。開発当時の基準は分からないが、現存する二六式拳銃を撃ったところ命中精度はすこぶる悪かったとか(元々騎馬突撃や暴徒鎮圧時の突入乱射・榴弾発射を目的としていたため、速射性と耐久性に重点を置き、命中精度を求めてなかったらしい)。銃弾の威力も日露戦争までは黒煙火薬を用いたことやその後も弾頭の品質などに問題があり「狙い撃った豚の鼻がクッションとなり弾丸がポトリと落ちた」などと笑い話になるほど弱かった。さらに、この銃には独立したシリンダーストップ部品がなかった。そのため、クルクルとシリンダーが勝手に回ってしまい、引き切ったトリガーがストップの役目を果たした。まさに、天然のロシアン・ルーレットだった。
東京砲兵工廠 二六年式拳銃 【回転式拳銃】 MEDIAGUN DATABASE 


画像

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動画

 二十六年式拳銃、九四式拳銃、十四年式拳銃 実弾射撃
  

 大日本帝国陸軍 二十六年式拳銃/ Japanese Type 26 Pistol
  


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