H&K HK21


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H&K HK21は、ドイツのベルト給弾式汎用機関銃である。1961年、ヘッケラー&コッホ(H&K)社がH&K G3を元に開発した。本銃は現在でもアジア、アフリカ、ラテンアメリカ諸国で一線で使用されており、ポルトガルのINDEP社(Indústrias Nacionais de Defesa EP, Defense National Industries Public Corporation, 旧称:Fábrica do Braço de Prata)ではm/968という名称で、メキシコのSEDENA社(Secretariat of National Defense)ではMG21という名称でそれぞれライセンス生産されている。

HK21は、ボルト部の後退を遅らせるのに半固定ロック機構を採用したローラー遅延式ブローバック方式の連射/単射切り替え可能な銃器である。
この遅延は、可動式のロッキング・ピースに逆らって重いボルト・キャリア部を押す伝達部となる2つの円筒形のローラーを持ち、銃腔の軸線と対称に備えられ角度をもった中間伝達システムによりボルトの慣性を人為的に増すことで達成される。
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H&K HK21 wikipedia
目次
1.H&K社(ヘッケラー&コッホ)
2.ローラー遅延式
3.特徴
4.画像
5.動画




H&K社(ヘッケラー&コッホ)
H&K

http://www.heckler-koch.com/en.html
ヘッケラー&コッホ(独:Heckler & Koch GmbH、ヘックラー・ウント・コッホ・ゲーエムベーハー)社は、ドイツの銃器メーカーである。本社はドイツ南部のバーデン=ヴュルテンベルク州のオベルンドルフ (Oberndorf am Neckar) にある。また、アメリカ国内に子会社を持っている。本項ではH&K社と略記する。 USP(自動拳銃)、MP5(短機関銃)、MP7(個人防衛火器)、PSG-1(高精度狙撃銃)、G3およびG36(自動小銃)などを製造している。

H&K は、1949年にドイツの歴史ある銃器メーカーのモーゼル社を退職した3名の技術者、エドムント・ヘックラー(ドイツ語版)とテオドール・コッホ(ドイツ語版)、アレクス・ザイデル(ドイツ語版)が、1950年に設立した。設立当初は、ミシンやその他の精密機器を製造していた。しかし、1956年にドイツ連邦軍が創設されると、軍用火器を製造する方針に切り替えた。Keine Kompromisse!(妥協しない)をスローガンに活動している。
1991年、H&K はブリティッシュ・エアロスペースの一部門であるロイヤル・オードナンスに買収された。ブリティッシュ・エアロスペースの傘下で、SA80の改修と改良に貢献した。その後、ブリティッシュ・エアロスペースは1999年にBAEシステムズに変革し、H&Kの部門は2002年に宇宙航空用途のためにドイツに作られたグループ企業 (H&K Beteiligungs GmbH) へ再び売却された。 2009年、ドイツの有名銃器メーカー「ハーネル」を買収した。
ヘッケラー&コッホ wikipedia
ローラー遅延式は、薬莢が後退する際のエネルギーを、遊底に取り付けられたローラーにより分散し遊底の後退速度を低下させる方式である。ローラーロッキングとも呼ばれるが、MG42等のショートリコイル作動方式に使用されるローラーロッキングとは異なり機械的に完全な閉鎖状態にはならず、ショートリコイル作動方式とは作動原理が異なる。

ローラー遅延式は第二次世界大戦中にショート・リコイル方式のローラーロック機構を持つMG42を開発する過程で、意図せずにロックが解除されてしまう現象が偶然発見された事から派生した遅延機構であり、ルートヴィヒ・フォルグリムラー博士を中心とするモーゼル社の技術者グループにより省力型MG42の閉鎖機構として実用化が進められた。
ローラー遅延式ブローバック wikipedia

特徴

歩兵が個人で携行可能な軽機関銃としてはもちろん、専用のL1103型またはK1201型三脚や、戦車などの軍用車両が装備する2401型リング・マウントに装着することで、防衛用機関銃や車載用機関銃として使えるよう設計された。

 クイックチェンジ機構を備えた専用のヘビーバレルや給弾機構などを除けば、多くがG3の部品で構成されているため、使い勝手もほとんど変わらない。ミニミ以前の軽機関銃としてはかなり軽量で取り回しが容易であり、G3譲りの高い工作精度もあって、異例に命中・集弾性能が高い。ライフルに準じた運用も可能で、部品の交換でG3用の弾倉を使うこともでき、「狙撃銃に準じた運用も可能」と、H&K社はアピールしている。トリガーユニットもG3そのままであるため、軽機関銃としては珍しくセミ/フルの切り替えが可能で、部品の交換で簡単に5.56mm×45 NATO弾仕様に変えることもできた。
 その一方、元が歩兵用ライフルであるため、各部が強化されているとはいえ、機関銃としては強度には不安がある。特にHK21のベルト給弾機構は構造が複雑で、信頼性に難ありと言われる。このこともあって、一般兵向けの大量装備よりも、銃器の扱いに長けた少数精鋭の特殊部隊での採用例が目立つようだ。
H&K HK21 【軽機関銃】 MEDIAGUN DATABASE 

G3の機構のままにGPMG(多用途機関銃)を作ってしまった製品。その作動に関しては、ニ脚とグリップを持って差し上げた状態でも射撃が可能な程の信頼性がある。左がHK21で右がHK21A1(HK21E)。ただ、バトル・ライフルの変換でリンク送り機構やクローズド・ボルトの点など、疑問の残る点も多い。
軍用での制式採用は無かった。現在ではMG3の進化形であるMG4(MG43:口径5.56mm×45)の生産に移行している模様。
元来ローラー・ロッキング機構で銃身固定式のため交換が簡単。交換方式はMG42とは多少異なる。新型は今までと異なり、HK11EやG8と同じ照門及び銃床を装備し、御丁寧にも専用スコープが用意されており、右側面にはボルト・フォワード・アシストも装備されている。
H&K HK21 世界鉄砲図鑑 


画像

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動画

 HK 21 Rifle H&K-21 and 21K Belt Fed Machine 308 First Shots
  

 HK-21 machine gun
  


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