フランキ・スパス12


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フランキ・スパス12(英: Franchi SPAS-12)は、イタリアのフランキ社が設計した散弾銃。 "Special Purpose Automatic Shotgun"(特殊用途向け自動式散弾銃)の頭文字をとってスパスと呼ばれている。

スパス12は、フランキ社のディフェンス・システムズ部門が、イタリア軍で行われた軍用散弾銃開発計画に沿って同社のPA80をベースに設計した軍・警察用散弾銃である。「特殊用途向け」の名の通り、完全な戦闘用散弾銃であり、ピストルグリップの採用や大型の照準器など、従来の狩猟や競技用として発達してきた散弾銃とは根本的に異なる。スチール板をプレス加工して製作された銃床を伸ばせば全長は1メートルを超え、12番ゲージのシェルを最大で8発装填でき、プラスチックを多用して軽量化を図り、人間工学に基づいて設計されている。ただし、内部構造が複雑で部品点数が多いため、総じて重量は重くなった。銃身周辺には発射後に生じる熱から手を守るために、多数の通気孔が開いたハンドガードを装備している。銃身上部にはヒートシールドが取り付けられている。
フランキ・スパス12 wikipedia 

目次
1.フランキ社
2.特徴
3.画像
4.動画
5.関連



フランキ社

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フランキ (Franchi S.p.A. ) は、イタリアの銃器製造企業。
1868年設立。本社はガルドーネ・ヴァル・トロンピア。2007年現在はベレッタグループの傘下にある。
かつてヨーロッパ各国警察などに配備されていたフランキ・スパス12を製造していた(2000年に製造中止)。
日本で入手できるフランキブランドの製品には、散弾銃や空気銃などがある。
フランキ wikipedia 

特徴

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同社が製造・販売する民間向けオートマチック・ショットガン、PG80をベースに開発された。
最大の特徴として、フォアグリップ先端部のボタンを押してフォアグリップを動かすことで自動式(セミオート)から手動式(ポンプ・アクション)に切り替えることが可能なコンバーティブル・ショットガンである点が挙げられる。 この独特のメカニズムを採用したため、全体として重くかさばり、取りまわしにくい銃になってしまった。
しかし一方で、その重量ゆえに12ゲージシェルの強烈な反動がマイルドになり、撃ちやすくなったというメリットもある。
軍用銃として、過酷な環境に置かれることを考慮し、耐久性を優先して設計された。レシーバー後端下面にバーチカル(独立)・ピストルグリップを装着し、スチール板をプレス加工した折りたたみ式のショルダー・ストックが装備された。
ストックに付いたU字型の金具を使うことで片手保持が容易になるデザインとなっていた。
また、銃身周りには、射撃後の過熱した銃身から手を保護するために、スチール板をプレス加工し、多数の冷却用通気孔を開けたハンドガードが装備されている。

欠点としては、弾を込める際にフレームのボタンを押しながら込めなければならないが操作に両手が必要(=構えながら弾を込めることが出来ない)なことや、2.75インチ弾しか使用できないために通常のショットガンにはある「口径が同じならばより強力な3インチ弾も使用できる」という利点がないことが挙げられる。
また、発射機構が複雑なため銃本体のサイズが大型化してしまいショットガンに必要な「狭い空間での取り回し」が困難になってしまった。
以上の結果、肝心の軍や警察にはまったく採用されなかった。
見た目がいかついためか、一応は軍用として開発されたためか、アメリカでは使い勝手の悪さの割にアサルトウェポン規制の対象となり、民間での販売が出来なくなってしまった。

すでに生産は終了しており、弾倉を箱型(マガジン)に変更した「スパス15」に切り替わっている。
フランキ_スパス12 ピクシブ百科事典 


画像

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動画
 

SPAS-12 Shotgun Point Blank
  

 G's HD Gun Show: Shooting Franchi SPAS 12 shotgun 720p
  

 実弾射撃 スパス12 ショットガン (Franchi SPAS 12 Shotgun)
  


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