イングラムM11:


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1969年に、イングラムの経営していたSIONICE社で設計されたM10の小型モデル。設計後すぐに、社名がMACに変更されたため、M10と同様にMAC-11とも呼ばれ、大量生産はMACで行われた。イングラムM10をスケールダウンし、9x17mm弾(.380ACP弾)を使用できるように再設計された。当初は9x19mm弾を使用する予定だったが、制御しきれず弱装弾の.380ACP弾に選定された。サイズは大型拳銃並みとなり、ボルトの後退距離が短くなったことにより、連射速度がさらに高速化された。大きさは小さいが、外見、内部構造ともM10と同様の設計となっている。

軍用以外にもセミオートのみの市販モデル(拳銃型)が存在し、民間に販売されている。しかし、初期の市販モデルは、シアー改造部品を組み込むことで容易にフルオート射撃が可能になるなどしたため、TEC-DC9同様に犯罪に多く用いられた。これにより、一時は販売すらままならなくなり、それ以降は改造がしにくいよう改良を施した製品が再発売された。 軍用モデルと同じく、サプレッサー用のネジが施されている。このネジを利用してエクステンションバレルを装着することが可能で、オプションとして用いられている。

MAC社倒産後は、SWD社やコブライ社が製造権を取得し、これら2社は独自の改良を加え、現在も販売を継続している。

全長:248mm(ストック収縮時)、460mm(ストック延長時) 重量:1,590g 口径:9x17mm 装弾数:16発または32発 連射速度:1,200発/m
イングラムM10(バリエーション) wikipedia

目次
1.設計者
2.特徴
3.画像
4.動画
5.関連



設計者

ゴードン・イングラム
ゴードン・B・イングラム(Gordon B. Ingram, 1924年12月30日 - 2004年11月4日)は、アメリカ合衆国の銃器設計者。ミリタリー・アーマーメント・コーポレーション(英語版)社(MAC)の創設やMAC-10短機関銃の設計などでその名を知られる。

1924年、カリフォルニア州ロサンゼルスに生まれる。第二次世界大戦中、アメリカ陸軍にて兵役についていた頃から銃器設計の世界に興味を持ち始めたという。MAC-10シリーズが「イングラム」の名と共に代表的な短機関銃の一つとして普及し始めると、彼は「マシン・ピストルの父」(father of the machine pistol)とさえ呼ばれた。MAC-10の設計はその後も40年以上生き続けたが、その他にも試作品を含む様々な銃器の設計に携わっている。

ゴードンはアメリカの防衛産業界の重鎮の1人と見なされていた。また同じく防衛産業界でその名を知られていた元OSSエージェントのミッチェル・ウェーベル三世(英語版)はMAC社の共同創業者であり、MAC-10用の消音器を設計している。
ゴードン・イングラム wikipedia 

特徴

 MAC10の最大の特徴は、やはりそのフルオート射撃の速度であろう。毎分1000発という数値は、当時のサブマシンガンの中でもかなり高い部類に属している。これは、ボルトの後退量が少ないことと、強力なリコイル・スプリングを使用していることに起因する。

 よくある批判として、「フルオート時の命中精度が低い」というものがあるが、これは的外れというべきであろう。本銃はもともと、接近戦闘での使用を前提に開発されたのであり、その想定交戦距離の中でなら、MAC10は必要十分の命中精度を有していたのである。

 MAC10用のサイレンサーはアトランタのソニック社が生産・供給し、これは消音用途のほかに、マズル・ウェイトの用途も兼ねた長大な代物であった。
 サイレンサーに遮熱用のカバーを被せ、サイレンサーそのものを掴んで銃を安定させるという撃ち方も生まれていた。

 現在、MAC10を製造していたMAC社は倒産してしまい、一時は生産停止に追い込まれたこともあったが、現在ではバルカン・アーマメント社およびマスターピースアームズ社で生産・供給されている(ただしセミオートモデルのみ)。
MAC10 ピクシブ百科事典


イングラムM10の特徴として、プレス加工を多用しローコストで生産できる点にある。M10が完成したのは1966年。ちょうどこの頃は資本主義国(西側)と社会主義国(東側)の対立が激化した頃でもあり、アメリカ側の戦略・・・つまり、安価な銃器を大量に作り大量に資本主義国の軍隊に配備させてその国の共産化を避けようとしていた戦略・・・にもマッチしていた銃とも言える。この当時はベトナム戦争中であり、実際、発射速度が高いので特殊部隊で使われたというのが定説となっているけども、「拡大解釈である」という評価もあり、このあたりは判然とはしない。アメリカ・イギリス・イスラエルや南米諸国で採用されたというが、軍隊の写真なんかで見かける事はまずなく、それらの国の軍隊での配備先も判然としない。

 ただし、欠点もある。イングラムM10はボルトの後退量が小さいのでどうしても連射速度が大きくなり、結果、跳ね上がりはひどくなってしまった。ハンドガード部が小さいため、保持はステンガンのようにマズル下に付けられた紐を左手なり右手なりで持って使う。また、音もやかましいため(銃は全部やかましいが)サウンドサプレッサー(減音器)も開発されている。
http://sweeper.a.la9.jp/gun/smg/m10.htm 


画像

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動画
 
"イングラムM11" 厨銃?いやいや毎分1,200発だよ!!
 

実弾射撃 イングラム MAC-11 サブマシンガン (Ingram M11 SMG)
 


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